2024年4月にお買い物マラソンが変更になりました。今回の変更が定例行事になるのか一時的な実験なのかわかりませんが、後日役に立つことがあるかもしれないのでメモしておきます
いままでのお買い物マラソン
2024年3月までは、月に2回買いまわりのイベントがあるのが恒例でした。買いまわりの期間は、だいたいが150時間、短いときで100時間。買いまわりキャンペーンでプラスされるポイントの上限は7000ポイントです。ポイント倍率は10倍(プラス分は9倍分)
4月の変更点
おかいものマラソンが3回になりました。このカレンダーをみてください。
第一弾は、開始日は4時間、中5日は24時間、終了日は2時間の126時間です。これでも1日通常より1日分短いです。
第二弾は4日間だけです。第三弾も同じく4日間です。共通して言えることは
- 期間は4日間
- 開始日は4時間、中2日が24時間、最終日は10時間で、合計で62時間
- 開始日が4の付く日で、開始直後に5の付く日がある
- ポイント倍率は8倍(キャンペーン分は+7倍)
- ポイント上限は7000ポイント
深夜のに終わるのではなく、午前10時に終了です。
買いまわり期間は4日間(62時間)です
2023年10月に4日間の短期間マラソンは実施されましたが、そのときの上限は5000ポイントでした。今回は7000ポイントです。
変更点の考察
長期間のキャンペーンが2回の場合と、短期間のキャンペーンが3回の場合と両方を比べてみます
いいこと
買いまわりが3回に増えて、それぞれで上限が7000ポイントです。全部の買いまわりに最大限に参加をすると、7000ポイントが3回分で1か月に21000ポイントをもらえる可能性があります。
悪いこと
買いまわり期間が短いので、短期間で買い物を行う必要があること
買いまわりの倍率が8店舗購入で8倍に減ってしまったこと。
(通常の1倍が含まれているので、追加でもらえるポイントは7倍分)
7000ポイントまでの道のり
「買いまわり10倍」と「買いまわり8倍」で天井の7000ポイントに届く金額の目安を計算する方法を見ておきましょう。
買い物金額からポイント算出の計算方法
- 楽天の購入金額は税込なので、消費税率で割って税抜き金額にする
- 税抜き金額の1%が基本ポイント分を計算
- それを9倍(もしくは7倍)すると、キャンペーンのポイントになる
この計算を逆算して、7000ポイントになる税込金額を算出すればよいですね
最大10倍で7000ポイントのとき
計算式
買い物額(税込)÷ 1.1(税率)× 1%(通常ポイント)× 9倍(キャンペーン倍率)= 7000
➡ 買い物額 = 7000÷ 9 ÷0.1×1.1=85555円
最大8倍で7000ポイントのとき
計算式
買い物額(税込)÷ 1.1(税率)× 1%(通常ポイント)× 7倍(キャンペーン倍率) = 7000
➡ 買い物額 = 7000÷7÷0.1×1.1=110,000円
買いまわり8倍でポイント上限(7000ポイント)に届くまでの買い物金額は11万円ということですね。たった2倍の差ですが25000円分も追加で買い物が必要になります。
考察
今回の変更で得する人、損する人を考えてみます。
良い影響のあるひと
毎回11万を購入する財力のある楽天の超ヘビーユーザは得します。楽天で買ったものを別で販売している(せどり等)を行っている人にとっては、3回の買いまわりキャンペーンで毎回11万円を買うことは可能だと思います。その方々にとっては月14000ポイントだったのが、月21000ポイントに増えますね。
影響がないひと
買いまわりキャンペーンで10店舗買い回らない人(8店舗以下の買いまわりで参加している人)は影響がありません。買い物期間が短いので急いで買う必要はありますが、ポイントを損することはないですね。
悪い影響があるひと
最後に、マイナスの影響があるのは、現在の買いまわりキャンペーンで10店舗買い回りをしていて、11万円を超えていない人です。10店舗買う人は多いと思いますが、11万円を買っている人は多くないと思うので、影響ありの人が多いのではないでしょうか。もちろんシンゴも影響を受けます。
どれくらい影響があるかというと
3月の買いまわり10倍キャンペーンポイントを例にすると、これが8倍になると
4032ポイントは、896ポイント減って、3136ポイントになり
4176ポイントは、928ポイント減って、3248ポイントになります。
2回分の合わせると、1824ポイント減です。
これは、8店舗買いまわりであっても、10店舗まで買いまわった場合の試算です。8店舗買いまわりなのに無理に2店舗分の買い物がなくなると、もうちょっとポイントは減りますね。
買いまわり8倍で減るポイントの計算方法
- 10倍でもらったポイントを9で割り、1倍分のポイントを算出
- 1倍分のポイントに7を掛け、追加ポイント分の計算する
計算例:
4032 ÷ 9 = 448
448 × 7 = 3136
マラソンを2回に分けても結果は同じ
何度も出てきていますが、8店舗買いまわりマラソンの場合は11万円が天井です。
つまり、8店舗を超えて11万円になるまで買い物をするのがよいか、8店舗で止めておき次の買い物に分けたほうがよいか、悩むところだと思います。
20店舗で11万円の買い物をする場合、1回で買うか、2回で買うかをシミュレーションしてみます。
20店舗11万の場合(1回で買う場合)
- 税込11万円なので税抜で10万円
- 基本ポイントは1000ポイント
- キャンペーン加算分は1000x7=7000ポイント
10店舗で55000円を2回で買う場合
- 税込55000円は、税抜で50000円
- 基本ポイントは500ポイント
- キャンペーン加算分は500x7=3500ポイント
- 3500ポイントx2回分は、7000ポイント
2回分の買いまわりを両方で完走する前提なら、1回で11万を使うのも、2回で11万を使うのも同じです。
損しない立ち回り方
では、最後に損しない立ち回り方をまとめておきます。
今回のような短期の買いまわりイベントが2回も発生するとき(AとBとしておくと)
Aの買い回りとBの買い回りを合計しても8店舗買わないならまとめましょう。4店舗と4店舗より1回で8店舗のほうがお得です。
Aの買い回りかBの買い回りのどちらかで11万を超えるような予定であれば、11万を超えた分は次回に回しましょう。
Aの買い回りもBの買い回りも参加し8店舗買い回るけど、どちらも11万に届かない場合は、まとめても2回参加しても同じです。
まとめ
お買い物マラソンの新しい仕様について調べてみました。
去年くらいからポイント付与を減らしていこうという楽天の意図は見えていましたが、ポイント上限が7000ポイントだとしても、買いまわり上限が8倍だとかなり影響があることが分かりました。
2024年の4月のお買い物マラソンの方式で試算したものですが、今後のお買い物マラソンがこの方式になると決まったわけではないので、今後のマラソンがどうなっていくのかは注視していかねばなりません。
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