楽天市場では基本的には税込価格の表示です。ポイント付与は税抜価格で計算します。一部の商品はこの例外があり、販売価格のままポイントが付与されるものがあります。
税抜き・税込み表示の統一
昔々の楽天市場は、店舗が商品を登録するときに税込と税別を選択可能でした。たぶん2015年頃までだったと思います。10000円だと思ってカゴに入れたらレジで11000円になるってことがあったのです。
お店の人が税別にしていた理由は、楽天への出店料の計算、アフィリエイトの計算、ポイントの負担などの計算が販売価格で行われていたからです。税込価格11000円と、税抜価格10000円はお店の負担が違いました。ユーザにはわかりにくい価格表記になってしまうけど、お店の負担を軽くするために税別登録を選択していました。
この記事によると2015年に楽天側のルール改定があり、お店にかかる手数料系(通称、楽天税)は、税別価格で登録しても、消費税額を計算して合算したもの全体に掛かるようにルール変更がありました。こうなると、税別でやることにメリットがなくなり商品登録も税込登録になっていったという感じでしょうか
今となっては税別の表記を見ることは無くなりました
ポイントルールの改定
楽天ポイントの付与ルールも何度か改定されていて、2022年の改定がユーザにとって大きな改定だったと思います。
2022年には、商品は税込価格で登録され販売されていているのに、ユーザに支払われるポイントは税抜価格で行うことになりました。ちなみに、税抜価格は自分で計算するほかに知る方法はありません。
上のページに書いてあるとおりで、税抜価格は以下の計算をして算出します
税抜商品価格=税込商品価格-消費税額
消費税額=税込商品価格×(消費税率÷(100%+消費税率))
例1)税込価格1,980円、消費税率10%の場合 消費税額:1,980円×(10%÷(100%+10%))=180円 税抜価格:1,980円-消費税額180円=1,800円 例2)税込価格1,980円、消費税率8%の場合 1,980円×(8%÷(100%+8%))=146.6666円 小数点以下切捨の場合(※)消費税額=146円 ※小数点以下の端数処理はショップにより異なります。 税抜価格:税込価格1,980円-消費税額146円=1,834円 |
小さい金額の買い物だとあまり気にならないと思いますが、スーパーDEALの50%は、税込価格の50%ではなくて税抜き価格の50%なので、体感で40%くらいで考えておかないと損した気分になります。
消費税分が引かれない商品
世の中にはそもそも消費税がかからない商品というのがあります。楽天市場も同様に存在します。有名どころだと、金券の類、ふるさと納税は消費税がかかりません。楽券やGoogleのギフトカード、楽天のふるさと納税がこれにあたります。
つまり、普通の商品を10000円分を買ったのと、ふるさと納税を10000円寄付したときだとポイントの付与数が違うということなのです。実はね、違うのですよ
実際の例をみてみましょう
ふるさと納税は100ポイント
ふるさと納税は、10000円に対して100ポイントが付きます。
一般の商品は90ポイント
こっちがよくある商品。10%分を差し引いてポイント計算されるので90ポイントです。10ポイント低いですね。昔は、税込価格で計算されていたので、同じく100ポイントだったのにね
まとめ
ポイントのルール変更の話を交えて、ポイントの付与ルールの細かいところを説明しました。もともとは消費税にもポイントが付いていたわけですからね。この辺が改悪の歴史のスタートだっかもしれません。
たった10%分の違いですけど、購入金額の総額にたいしての10%なので以外と削られましたよね。年間100万円の購入すると1万円ポイントも減ってますしね。
ちなみに、楽天全体のポイント発行数は、IR資料を見ると5300億円です。楽天市場の買い物で発生するポイントがいくつなのか正確にはわからないですが、仮に半分とした場合、2600億ポイントが楽天市場の買い物により発生します。消費税分を対象外にした結果、10%が減ったとした場合、楽天は260億円分のポイントを節約できたことになります。
10000円の買い物でもらえるポイントが10ポイントの差だとしても、全体をみると相当な金額になるわけですね。
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