大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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眞悟が征く

平成14年3月22日掲載

このコラムも三月いっぱいで終わりだ。残った機会に、「国家」というものについて述べたい。

国家は三つの要素から成り立っている。一つ目は価値力、二つ目は経済力、三つ目は防衛力である。この三つのうち、いずれか一つでも欠けている国家は成り立たない。価値のない経済力は、猿にカネを握らせるのと同じだ。また、守る力のないところがカネを確保して経済力を保ちうるはずがない。また、価値だけがあって経済力も防衛力もなければ、すぐにアンデスの遺跡のようになってしまう。価値のない力も意味がない。要するに、価値あるところに経済力と防衛力が適度に備わっている状態で、国家はバランスよく存続しえるのである。

従って私は、我が国自身を評価し国家戦略を研究する場合に、この三要素を基準にしてその将来性や強度を判断することにしている。そして、政治の使命はこの三要素を総合してバランスよく発展充実せしめることにあると心得ている。

ところで、国家の持つ価値力とは何か。それは、国家存立の正当性というべきもので、伝統的価値とイデオロギー的価値に大別できる。要するに、国民が素朴に、この国に生まれてよかったと感じられる何ものかが国家になければならないのだ。その源が、神話や伝承という伝統的権威にある場合と、例えば「悪」に勝って人民を解放したというイデオロギー的要素にある場合とがある。前者は、もちろん我が国であり、後者の典型は中華人民共和国である。またこの価値力は、国家が「教育」という事業のなかで持続的に世代を越えて伝える努力をしてはじめて、国家を成り立たせる「力」となる。

さて、我が国の場合に、この三要素のうちで、何が最大の問題点なのか。それは、国家の価値力に絶え間なく攻撃が加えられていることである。つまり、我が国においては、自虐的な教育が青少年に行われており、日本に生まれてよかったと素朴に思う心を育てるどころか、それを消し去ろうとしているのである。これに反して、中華人民共和国の場合は、まさに正反対である。自らは完全無欠の「善」であると、青少年に繰り返し教え込んでいる。いずれが、バランスよく存続し得る国家になりうるかは、最終回に述べる。