大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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月曜評論 眞悟の憂国

平成14年4月号

思えば、内実なき熱狂に似た「人気」だった。後で振り返れば、この人気に乗って何をしていたのか正確に説明できる与党議員は少ない。「空気」が過ぎ去れば、その内容は説明できないからである。この間に、参議院選挙があった。選挙にならないと立候補辞退を決意した大阪の現職が、トップ当選していた。しかし、それも終わった。我々は否が応でもこの一年の空白に直面せざるをえない。それは無為無策という空白である。

山本七平が「空気の研究」で解明した奇妙な思考停止は、敗戦により解消されたのではなく、かえって深まりながら実に戦後五十年以上我が国の中枢に居座っていたのだ。その最後の光芒が、幕末の「ええじゃないか」に似た「小泉人気」であった。

やはり、天道は至平である。我々を取り巻くこの閉塞状態と退廃は、当然の因果なのだ。ここで我々は、天道至平もしくは両方良いことはない、というい平易でしかも普遍的な哲理に基づき、我が国の現状を点検する必要がある。そうすれば、変革の糸口は、この言葉通り 単純かつ普遍的なことのなかに隠れていたことが分かる。

両方良いことはない。よって、物質的豊かさと余暇の増大を享受すれば、享楽の風潮を止めることが出来ず、社会は退廃する。

天道は至平である。よって、英霊を忘れアジアの海と山に遺骨を放置する経済大国などありえない。自国の近代史を「悪」と教える教育を五十年続けてただで済むはずがない。拉致された自国民を救出しようとしない外交は、軽蔑され腐敗する。

このように次々と考えれば、我々のなかにある日常的で常識的な感性を取り戻すことのなかに、国家の改革の出発点もあると思われるのである。そうすれば、ODAというカネを使う外交が、双方に退廃と堕落を生みムネオハウスを建て、カネを使うだけの「福祉」が怠惰 と腐敗を生み、カネと安楽と「ゆとりを与える教育」が教育の崩壊に至ることも自然の成り行きとして理解できるのだ。

問題は、この日常的常識とも言える因果の流れから学びながら、それを政治的実践に移すか否かである。ここに口舌の徒と実践者の天地の違いが生まれる。そして、まさに我が国の深刻な現状は、一万人の口舌よりも一人の実践者を必要としている。

国会内に北朝鮮に拉致された日本人を救出するための議員連盟があった。しかし、四年間休眠を余儀なくされた。そこでこの度大幅な改変を行うことになった。改変の理念は、「行動すること」である。ある議員が言った。「尖閣諸島の領有は誰でも言う。問題は、そこに行くか否かだ。同様に、拉致議連も日本人救出のために行動するかどうかが問題だ。朝鮮総連にデモをかけよう。新潟の万景峰号の税関検査を監視に行こう。そのような議連をつくろう。」この新しい拉致日本人救出議員連盟は超党派の若手を構成員として出発することになる。そして、行動する。

そこで、この動きから政界の将来を見てほしい。国会には口舌の徒は掃いて捨てるほどいる。しかし、彼等が当選回数序列で並ぶ現体制は、実践のための構造ではない。ごますりと保身の中世公家社会だ。従って、この度の拉致議連改変の動きは、この従来の政界構造を置き去りにして、祖国のために実践者だけが超党派で糾合してゆく先駆けになりうる。